2021.11.30 ひもから布を作ってみよう(手おり小の使い方1 準備)

手おり(小)

手おり(小)を使って布を作ろう1(準備編)

1本のひもから平たい布を作る、一番簡単な「織り機」である手おり(小)。
使い方を詳しくご紹介します。
まずは準備から。
手おり(小)のほかに、毛糸、はさみ、場合によっては手芸用たこ糸をご用意ください。
今回は写真に写っている「房(ふさ)のない布」を作ります。

1.布の幅に合わせて針金をセットする。

ねじでしっかりとめます
今日はこの幅で織ります

手おり(小)には「本体」「金属棒2本」「杼(ひ)」「筬(おさ・櫛のようなもの)が入っています。
金属棒は片方が曲がっていて、反対側にはねじがついています。
この金属棒は布を形よく仕上げるための「ガイド」の役割があります。まずは布の幅を決めて金属棒をセットしましょう。ねじを緩めて本体にセットし、しっかりと締めます。
金属棒が斜めにならないように気を付けてください。写真では青いシールを貼って目印にしています。

*手おり(小)で「房(ふさ)のない布」を作るときは、金属棒と金属棒の間を「奇数」になるようにセットしてください。これはちょっとしたコツですが、一番最後に重要になります。
(奇数になるのは2本の金属棒を数えないで「奇数」という意味です。2本目の金属棒は「偶数め」にはめることになります。)

2.たて糸を張る。

針金のところから始めます
手前を向こう側を行ったり来たり
今回はわざと向こう側で終わっています

たて糸を張ります。今回は横糸とたて糸と同じ糸(毛糸)を使いました。基本的にたて糸は見えない糸なので、普段使わない別の毛糸や、手芸用たこ糸などを使ってもいいのです。

ポイントは金属棒をはめたところから張り始めるところです。20cmほど残し金属棒がはまっている手前の溝に毛糸を差し入れます。残した部分は結んでしまわずに、横の溝にぐるぐると巻き付けておくとゆるまず張ることができます。

手前から奥の溝に、金属棒に沿って張れれば、隣の溝に移り、手前へと進んでいきます。これをくねくねと順に繰り返してたて糸を張ります。
きれいな形に仕上げるにはある程度ピンと張ったほうがいいですが、力まかせにぎゅうぎゅうと引っ張る必要はありません。最後は20cmほど残して切り、横の溝などにぐるぐると巻き付けておきます。
たて糸が奇数の場合は、「張りはじめ」と「張り終わり」が手前を奥に分かれるかと思います。最後に糸の始末をするときに便利になります。偶数でももちろん布を織ることができますが、糸の始末の関係で、今回はたて糸の数は奇数ということが最後に活きてきます。

3.横糸の準備。

ひきとけ結びを作ります
溝にかけて引っ張ります
ぐるぐる巻きつけます。

両側に溝がついた板のことを「ひ(杼)」と呼びます。ここに糸を巻きつけます。
毛糸に限らず「ひも状」のものなら何でも使えます。麻ひもや布をひも状に切ったり咲いたりしたものだと雰囲気の変わった面白い布を織ることができます。
最初は「並太」以上の太めの毛糸を使いましょう。でも極太はおススメできません。写真のような単色ではなくて、色が混ざっている毛糸がおススメです。

端を「ひきとけ結び」で結びます。難しかったら輪を作るでも構いません。
片方の端に輪をかけ、ぐるぐると巻き付けていきます。少なすぎると途中で継ぎ足さなければなりません。多すぎると織るときに織りづらくなります。

これで準備が完了です。
この続き「織る」はこちらから、「仕上げ」はこちらからご覧ください。
また、「房のある布」はこちらからご覧いただけます。

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