2022.05.12 ミカンちゃんのローズウインドウ85

つうしん第182号(2022.5)

小樽はすっかり八重桜の季節となりました。ここ数日は夏日が続いて、暑ささえ感じます。
今月のローズウインドウ作品例のご紹介です。
今月は同じようなデザインで、折り方(折り数)を変えたらどんなふうになるか、といったデザインです。

今月のポイント①

送られてきたパターンを見て、今月も面白い取り組みだなと思った(の)です。今月は2パターンありましたが、どちらも桜柄で、花の配置もよく似ています。
大きく違うところは「折る回数」。№1のほうが№2に比べて折る回数が1回多いのです。
この回数の違いが作品にどんな風な違いを生み出すかがよくわかりますね。
出来上がりの作品の花の数は同じなのですが、配置が違うというところも面白いです。どちらが好みかな~と選ぶのも楽しいものです。

今月のポイント②

今月のデザインではパターンの中に色指定がありませんでした。
今月もスタッフ(ち)さんが作ってくれたのですが、(ち)さんは次の色を選びました。
『桜ひらり№1(16等分)』
①アップルグリーン ②リラ ③パープル
『桜ひらり№2(8等分)』
①カナリア ②ローズ ③グラス

特に(8等分)の方はピンクの桜になるようにというイメージだったようですが、出来上がってみれば薄黄色の桜に。「これはこれできれいなのですが、思っていたのと違う仕上がりになった」とのことです。
パターン上では「ここが桜の部分」というのがわかるのですが、切り落としてくり抜かれる色と残る色とがどんなふうに組み合わさるかと特に意識しないと逆転現象が起こります。

『ローズウインドウは色の足し算・引き算』とは「こんちゃん*」がよく紹介していた言葉です。パターンのそれぞれを見比べて、どこの部分がどんなふうに重なるか、また、切り抜かれた部分は何色が落ちる(というかなくなるか)をイメージしながら色選びをするのがコツになります。
色指定のあるパターンでも、こことここが残って、ここは切り抜かれるのでこの色になる、とイメージしながら作業を進めると、想像しやすくなりますよ。

*こんちゃんとは、ローズウインドウの美しさと楽しさをキンダーリープに紹介してくれた元スタッフ。2013年8月から18回にわたってパターンを公開してくれました。このブログ記事の「ローズウインドウ講座」をどんどんさかのぼっていただくとその記事をご覧いただくことができます。パターンのバックナンバーは1部300円にて販売しています。

作り方はこちらから

初めて作られる方はミカンちゃんのブログをご覧ください。
・紙をおるところまではこちらから。
・パターンを写してしあげるまではこちらから。

材料はオンラインショップでお求めいただけます

ローズウインドウの材料はキンダーリープでも販売しております。
・ローズウインドウペーパーはこちらから。
・ローズウインドウ枠はこちらから。

お願いがあります。

パターンが掲載されている「つうしん」は毎月だいたい月初めに発行しています。店頭で配布、通信販売にてお買い物時にはお付けしているほか、キンダーリープ有料会員さまへは毎月発行と同時にお届けしています。ご希望の方はお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。
また、パターンはすべてミカンちゃんのオリジナルとなっております。営利目的でなくても、グループなど団体でご使用になる場合は必ずご一報ください。

カテゴリ:ローズウインドウ講座