おすすめおもちゃ カラームカデ
決して倒れないむかでの形
「カラームカデ」というその名前とはうらはらに、シンプルでかわいらしいフォルムです。
色のついた「足」の部分はひらぺったくなっていて、引っ張るとくるくると回るのが面白い。右と左はたがいちがいになっていますので、動きをいっそう楽しいものにしてくれます。
余分なものがそぎ落とされた美しさが映える一品です。
商品名 | カラームカデ |
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サイズ | 本体 10㎝×30㎝ ひも 約60㎝ |
メーカー | ユシラ社 スウェーデン |
思いのほか長く楽しめます
初めて出会う
「ひっぱる」おもちゃは「歩けるようになってから」と思う方も多いかと思います。もちろんかつての私もそうでした。
けれども、ひっぱるおもちゃが面白いのはず~っとそれ以前からなのです。
寝返りが出来るようになって、うつ伏せ状態になったとき、両腕でしっかりと体を支えて頭を持ち上げることができるようになったら、引っ張るおもちゃの登場です。
目の前をゆっくりとひっぱってみましょう。
「なんだろう?」としっかりと見ます。しだいに頭を動かしてその姿を追うようになります。
おすわり時期にも活躍します。「見たいものにあわせて目や顔字体を動かす」ことにつながります。
はいはいが始まったら
ゆっくりと目の前を動かしましょう。捕まえたくて追いかけてきますよ。
大人は時々ちょっぴり意地悪ですね。「もう少しで捕まえられる!」という時につい、きゅっと引っ張ってしまいます。
ときどきはしっかり捕まえさせてあげてください。「捕まえた!」という喜びが「もう一度!」につながります。
はいはい時期は、腕と肺の筋肉が育つとき。体を支えて進むというのは、まさしく筋肉トレーニングそのものです。
そして、自分の意志で自由に好きなところへ進める!という最初の体験。同じくらいの月齢の子どもたちの「たっちができたよ~」の言葉に焦っちゃうかもしれませんが、しっかり「はいはい時期」を楽しんでくださいね。
歩き初めのころ
「ようやく歩けるようになった!さあ、引っ張って歩いてみて!!」と歩き始めたころの手に持たせても、すぐに離してしまっていっこうに引っ張ろうとしない、ということはよくあります。
歩き始めたころは、急に視界が開けて先へ先へと進むことに興味津々です。また、バランスを取りながら足を動かすことに精一杯で、手に何かを持つという余裕はありません。
さらに、後ろで何かが動いていても振り返る余裕も興味もない、といったところでしょうか。
足元がおぼつかない子どもが何かをひっぱっているのはとても愛らしい姿ですが、もう少し待ってみましょう。
歩くのが上手になると
歩くこと自体に慣れてきたら、いよいよひっぱる時期の到来です。
いつまでもけなげに従順についてきてくれるむかでさんの存在はとっても嬉しいもの。むかでのタイプは「倒れる」ということがありませんので、「引きずる」状態にはなりません。心置きなく引っ張れるのが嬉しいところです。
1~2歳ごろ、「ただ歩く」という不思議な「遊び」にはまる時期があるようです。部屋の中をただ「歩く」という遊びだそうです。そんな時にも大活躍しますよ。
ごっこ遊びの中で
「歩く」ということ自体が当たり前のことになって、特別楽しいことでなくなっても、ひっぱるおもちゃの活躍の場はまだあります。いわゆる「ままごと」の中で、ペット役を引き受けてくれます。
赤ちゃん人形を抱いて「たいへーん、むかでちゃんが病気だわ!病院に連れて行かなくちゃ!!」なんて声を聞くと、「あいにく当院では『むかで』の治療は受け付けておりません!」と意地悪な返答が心の中で響きます。時には「これはむかでだけど、犬ってことね!」と見立てて役割を引き受けていることも。
赤ちゃんが生まれたら
赤ちゃんが生まれて、おにいちゃん・おねえちゃんになったら、今度は遊んであげる番。「こんな風に遊んであげるといいよ。」と遊び方を伝授して、「あなたもこんな赤ちゃんだったのよ」と思い出話をいっぱい話してくださいね。「知ってるよ~」といいつつ何度でもそんな話を聞くのは嬉しいものです。
ご注意ください!!
小さい間、特にまだ自分で引っ張れない時期はひもの扱いに十分ご注意ください。目を離す場合は、首や手首、指などにひもが絡まないように、しっかりまとめて輪ゴムなどで留めておきましょう。ちょっとした油断が大きな事故につながりかねません。
塗料は無害無毒です。ぺろぺろ舐めるくらいは大丈夫です。